「自分の考えが磨かれる、多世代交流の場でした」10代20代のための「世界青少年しゃべり場」参加者に突撃インタビュー
- インタビュー
- 2022.6.19
「世界青少年しゃべり場」ができたわけ
この時代に必要とされている「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」とは
2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。
日々報道される現地の状況や避難する人々。今この瞬間にも失われている命があるのです。
紛争だけではありません。飢餓、貧困、病気、環境汚染、日本国内をみても自殺、引きこもり、不登校、子どもの貧困など、現代の社会には多くの難題が複雑に絡み合い、子どもたちや若者たちにまで生きづらさを生んでしまっています。
このような時代を10代・20代の若者たちはどのような気持ちで見ているのでしょうか。あるいは当事者としてどのような想いを抱いているのでしょうか。
一般社団法人志教育プロジェクトは、2018年から毎年、志を持った若者が世界から集まり、自身の志やその背景をプレゼンする、「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」を開催しています。今年で5回目を迎える大会の実行委員の打ち合わせでは、「今年の大会が今までの延長線上の規模、質でよいのだろうか、ウクライナ侵攻や世界の危機を目の当たりにして、もっと進化すべきではないだろうか」と大会のコンセプトを改めて見直しました。
一刻も早く、世界中のひとりひとりが、「志」を自覚し、世界の平和のために動くべきではないか。世界青少年「志」プレゼンテーション大会は、そんな高い志もった若者たちが集う場にするべきではないだろうか。
10代・20代がフラットに話せる場を
実行委員会は、大会のテーマやコンセプトを練るためにも、若者たちが今世界で起きていること、社会の課題に対してどのように考えているか、フラットに話せる場を準備し、話を聞いてみることにしました。それが「世界青少年しゃべり場」です。
大会の実行委員がファシリテーターを務め、大学生を中心とした若者たちがオンラインで語り合うのです。
・今興味があることはどんなこと?
・ウクライナ侵攻についてどう考える?
・関心がある社会の課題は何?
・そのことについてどう考えている?
「しゃべり場」の一時間は、真剣で、そして等身大の若者の声が飛び交います。参加者への事後アンケートでは、「またしゃべり場に参加したいか」という設問に対し、「はい」と答えたのは100%。それほど彼らにとって濃密な時間であり、日常生活ではなかなか出会えない、貴重な場だったということが伺えます。
実際に参加した若者たちにとってこの場はどのような場だったのか、3人の大学生に感想をインタビューしてみました。
「世界青少年しゃべり場」参加者3人にインタビュー
話すことで自分の意志が明確に
#01
STさん
編集部
STさん
編集部
STさん
新しい考え方や価値観と出逢えるだけではなく、
「自分はこんなことを考えていたんだ」、
「自分が強く抱く意志はこのポイントにあるんだ」といった
自分自身に対する気付きを得ることができました。
編集部
STさん
世界情勢に対する意見や日頃考えていることを
自由に共有できる場がほとんどないので、
「しゃべり場」は我々若者にとってめったにない大切な機会だと思います。
編集部
STさん
皆で一緒に思考を深める時間を大事にしたいです。
「しゃべり場」ではそんな時間を過ごすことができました。
ぜひ皆さんも参加してみてください!
将来の不安を解決できるきっかけになるかもしれない
#02
TMさん
編集部
TMさん
編集部
TMさん
アメリカの学校のカリキュラムや生活の話など、
日頃聞けない話題に心がワクワクしました。
日本の歴史を再確認したりやアメリカの風土を知ることも刺激的でした。
編集部
TMさん
参加した人たちがよく話を聞いてくださり、
とても話しやすい環境でした。
編集部
TMさん
しかし、自身の悩みやモヤモヤ、
将来に対する不安等が解決できる
きっかけになるかもしれないと感じています。
編集部
TMさん
参加しようか迷っている方には良いと思います!
世代を超えた交流の場はとても貴重
#03
HTさん
編集部
HTさん
「しゃべり場」を知りました。
編集部
HTさん
感動を覚えました。
その中で自分が考えていることや思っていたことが磨かれ、
より鮮明なものになったように感じています。
編集部
HTさん
けれども、しゃべり場のような世代を超えた交流はなかなかできないので、
とても貴重な機会だと思いました。
編集部
HTさん
みつけていきたいと考えています。
編集部
HTさん
多いようで少ない貴重なものだと思います。
みなさんが何を考えこれからどうしていきたいか、
共有することで見えてくることもあるのではないでしょうか。
しゃべり場はそういう場所だとわたしは考えています!
世界青少年しゃべり場をやってみて
大会をきっかけに仲間とつながり、社会貢献への一歩になれば
ファシリテーターの一人、世界青少年「志」プレゼンテーション大会実行委員長の小出氏は、「しゃべり場で出会った若者たちは、皆本当に高い志と視点、社会に対する関心を持ち、自分にできることはないかと考えを深めています。マスメディアだけでなく、ネットやその他複数の媒体から情報を得て物事を多角的に捉えようとしているその姿勢や考えから、私たち大人の方が多くのことを学ばせてもらいました。このような若者たちに、世界青少年「志」プレゼンテーション大会に出てほしいと強く思います。そして、この大会をきっかけに仲間とつながり、社会に何ができるか一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたら」と語りました。
私たちにできることは小さなことかもしれません。しかし、自分たちにできることに一つずつ取り組んでいくその連鎖が、明日の誰かのためになっていくのです。世界青少年「志」プレゼンテーション大会がどのような役割を果たしていくのか、どうぞ楽しみにしていてください。