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「志で繋がれたことが一番うれしい!」第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会 Activity Report Part2

「志で繋がれたことが一番うれしい!」第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会 Activity Report Part2

2023年11月4日(土)、第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会(主催:一般社団法人志教育プロジェクト)が、国立オリンピック記念青少年総合センター×オンラインのハイブリッドにて無事開催されました。大会本番はどのような様子だったのでしょうか。写真や動画、いくつかのエピソードとともに振り返りたいと思います。

Part1はこちら

プレゼンテーション(続き)

07 永井精一郎 Nagai Seiichiro


22歳/大学5年生/京都府在住/大阪府出身/医学生/小児科志望/短期留学@米国国立小児病院/医学生国際交流プログラム大学代表/某関西中学受験専門塾理科講師/基礎研究(薬理学)/野球歴12年/好きな場所:東京/好きなこと:歩く、食べる、寝る

子どもたちと子どもたちに関わる全ての人が幸せになるために小児科医として国を癒す

 

▼永井精一郎さんのプレゼンテーション動画を見る

08 曽根さくら Sone Sakura


子ども歴22年/子どもと自然と絵本が好き/こどものじかん 代表/”生きる力”を育む探究型学習教室を開いています/これまで0歳の赤ちゃんから大学生まで幅広い子育て・教育に関わってきました/内から溢れる想いにまっすぐ生きる子どもたちを育てる学校を創るのが夢です!

内から溢れる想いにまっすぐ生きる子どもたちを育てる

 

▼曽根さくらさんのプレゼンテーション動画を見る

09 向山遥温 Mukoyama Haru


NPO法人夢ノ森伴走者CUE代表/兵庫県環境審議会史上最年少公募委員/18歳環境活動ラッパー/小学校5年生の時に社会活動を始め、高校生になってから仲間を集めて高校生エシカル推進委員会を設立/「社会活動の原点は身近な地域にある」と感じ、荒れた里山の整備を若い世代が中心となって実施/地域でご縁のむすびなおしをする「cafeむすびめ」の運営をしています/「困っている人がいるから助ける」僕が行動する理由は、ただそれだけです。

世界平和を実現するために、まずは地域を幸せにする

 

▼向山遥温さんのプレゼンテーション動画を見る

10 若林風歌 Wakabayashi Fuka


山梨英和高等学校1年/長野県出身/16歳/生き物と触れ合うことが好き/小学生の頃から福祉関係のボランティア活動や職業体験に参加

ヤングケアラーのみんなが生きやすい世の中をつくる

▼若林風歌さんのプレゼンテーション動画を見る

11 髙田小弓姫 Takada Koyuki


高校2年生/東京都/生徒会本部副会長/学校でLGBTQイベント企画/中学生の頃にNZに留学しました

みんなが笑顔でいられるようにお互いを尊重しながら差別のない世界をつくる

 

▼髙田小弓姫さんのプレゼンテーション動画を見る

12 セニャンゲ・アポロ Ssenyange Apollo


ウガンダ出身/国際基督教大学で国際関係を専攻する3年生/若者のエンパワーメント、地域社会の改善、気候変動対策に情熱を注ぐ/あしながアフリカイニシアチブ(AAI)奨学生/Signals from the Grassroots創設者兼CEO/2023年国連ハイレベル政治フォーラム青年代表/アフリカ大陸で変革をもたらすリーダーに贈られる「25歳以下の25人」賞を受賞/韓国を拠点とするTUNZAエコジェネレーションより “2020 HIDDEN ECO-HERO “を受賞

若者の願望と地域社会のニーズのギャップを埋めることで、世界をより良くする力を与える

 

▼Ssenyange Apolloさんのプレゼンテーション動画を見る

応援メッセージ・オンライン投票

会場で参加している方、オンラインで視聴されている方たちは、各ファイナリストへの応援メッセージの送信とオンライン投票に参加することができました。応援メッセージはまとめられ、大会後、各ファイナリストに贈られます。オンライン投票は、12名のファイナリストのプレゼンテーションを聞いて、最も共感したプレゼンターに投票し、その投票結果は審査員に伝えられ、審査の参考にされました。

サテライト会場の様子ご紹介

休憩を挟んだのち、山形県高畠町、長野県栄村、京都福知山市、沖縄県沖縄市で会場を設け本大会を視聴している「サテライト会場」の様子を実行委員の宮内より報告してもらいました。

「山形県高畠町の宮内です。昨年から会場を借りてサテライト会場を開催しています。他にも、仲間が全国でサテライト会場を設けて素晴らしいプレゼンテーションの様子を見ています。高畠町からの感想は「みんなそれぞれに志を持っているんだ。感動した!」という話や栄村からは「なんで全国放送しないの?」という声をいただいています。来年はさらに多くの地域でサテライト会場を設置し、皆さんでより良い世の中を作っていきましょう!」

会場からの感想

会場の参加者からも感想をお話しいただきました。

「素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。若者の皆さんの志に心が震えっぱなしでした。色々な困難を乗り越えて自分の強みを見つけて力強く歩む姿に感動し、心がザワザワしています。今もその困難を乗り越えながら立ち向かっている話を聞いて、私自身も教育に携わるものとして、自分の子どもたちにも今日発表してくれた若者たちのように育ってほしいなと思いました。」

全国志ビジネスプレゼンテーション大会とは

世界青少年「志」プレゼンテーション大会の共催団体「日本学ユニバーシティ」では、全国志ビジネスプレゼンテーション大会という、大人の大会を開催しており、今年で11回目を迎えます。本大会の最優秀賞2名もゲストスピーカーとして登壇することになっているこの大会が、どのような大会なのか、実行委員長の大八木潤氏からビデオメッセージで紹介いただきました。

「『これまでのビジネスの使命は終わった』と言われています。確かにこれまでのビジネスのおかげで、私たちは便利で快適な世の中を手に入れました。ただ、これからのビジネスの使命は、本当に豊かで本当に幸せな未来をつくることではないでしょうか。私たちは、そんなビジネスを『志ビジネス』と呼んでいます。志をもって、これまでのビジネスの常識や価値観を変えようと挑戦している人たちがいます。そんな人たちが集まり、経験やノウハウを共有し合い、ともに高め合う場が、全国志ビジネスプレゼンテーション大会です。今年の開催目的は、ビジネスで価値観や常識を変えるために必要な叡智を発信すること。ここにいるファイナリストの中から最優秀賞受賞の2人に登壇していただきます。子どもとして二人を招待するのではありません!ともに成長する仲間として、Big Waveを起こしましょう!どうぞよろしくお願い致します!」(要約)

<全国志ビジネスプレゼンテーション大会>
2024年2月18日(日)11:30~15:30 東京ウィメンズプラザ×オンラインのハイブリッド開催

宇宙HOKUSAI志モザイクアートプロジェクトについて

一般社団法人志教育プロジェクト 理事長 出口光

「皆さん、ようこそおいでいただきました。ファイナリストの志を聞いていますと熱くなってきますね。我々はそれを聴くだけではなくて、皆さん一人一人の心の奥底に不動の想いがある。それを志にして、その「志」一雫一雫を大波にして宇宙に届けようという話をしたいと思います。宇宙HOKUSAI志モザイクアート。なぜ北斎なのか。『この千年で最も重要な功績を残した世界の人物100人』(米国ライフ誌,1998)の中に日本人でただ一人、北斎だけが入っています。聖徳太子ではないのです。江戸の後期、日本の開国が迫られている時、北斎がものすごい活動したのですね。21世紀に再びジャポニズムが再来しています。なぜでしょうか。2018年に日仏外交関係樹立160年の記念式典が行われ、パリを中心に320万人が動員されるなど、日本にまた注目が集まっている。それに気が付いた日本政府が2020年、新パスポートの背景に北斎の絵を印字しました。2024年に発行される新千円札や、モスクワのエタロンシティ(マンション)の壁画など、探してみると様々な場面で北斎のGreat Waveが使われています。世の中の価値観が変わってきていて、自然と共に暮らすという考え方が主流になってきています。(中略)北斎はヨーロッパの多くのアーティストに影響を与え、子どもたちには絵の描き方を教えました。「漫画」という言葉も彼が作ったそうです。北斎はただの浮世絵師ではなく、幕末、日本が他国の植民地になりそうなときに一生懸命みんなのために頑張った絵師です。

宇宙HOKUSAI志モザイクアートで1000万人を目指そうとしています。これはただのGreat Waveではありません。皆さんの志が集まってできています。昨年の12月19日に4万1000枚集めてギネス世界記録を取りました。皆さんと一緒に世界記録を更新していきたい。皆さんの志もぜひ応募してください。ファルコン9に乗って地球を周回したのち帰ってきます。ぜひ皆さん一緒に良い世の中を作っていきましょう。」(一部要約)

▼宇宙HOKUSAI志モザイクアートの紹介動画はこちら

HOKUSAI志モザイクアートプロジェクトホームページはこちら

志画像の応募はこちら

一般社団法人志教育プロジェクトについて

一般社団法人志教育プロジェクト 専務理事 北見俊則

「皆さん、ファイナリストの志を聴いていかがでしたか?志を聴くと応援したくなりますよね。さらに自分の志も作ってみたくなりませんか。志はすでに皆さんの中にあるのですが、それを立てるということを世界中の人たちとやっていきたい、一般社団法人志教育プロジェクトはそんな団体です。(中略)実際にコロナ前までに日本だけではなく世界の国々に志の種を蒔くという活動をしてきました。本大会に参加してくださった方に志共育の講座に参加する機会を設けています。全国の学校や企業に出前授業も行っています。読むと志を立てることができる「志マンガテキスト」や「志アプリ」も開発中です。また、ファイナリストやファイナリストを応援する人たちがつながる「志プラットホーム」も運営しています。ぜひ、今日の感動を一生のインスピレーションにしていきましょう!
詳しくはこちら➡︎志教育プロジェクトホームページ

審査結果発表

審査員長大久保秀夫氏より、プレゼンテーションの審査結果発表が行われました。

最優秀賞・文部科学大臣賞 浅井直翔さん Asai Naoto

<受賞コメント>
「賞を取れたことも嬉しいのですが、ファイナリストのみんなと志でつながる仲間になれたことが一番嬉しいです。お母さんに一番に伝えたいです。」

最優秀賞・環境大臣賞 セニャンゲ・アポロさん Ssenyange Apollo

<受賞コメント>
「このような機会を貴重に感じました。世界でこのようなことを発表していきたいと思っていたので、準備も大変ではありましたが、このような機会を頂けて本当に感謝しています。ありがとうございました!」

優秀賞 大庭理世さん Oba Rise

優秀賞 永井精一郎さん Nagai Seiichiro

立志賞 ファイナリスト全員へ

主催団体である一般社団法人志教育プロジェクトより、すべてのファイナリストに「立志賞」が贈られました。この賞状は、世界的に有名なCIデザイナー稲吉紘実氏がデザインしたものです。

講評・応援メッセージ 審査員長 大久保秀夫氏

「ファイナリストの皆さん、本当におめでとうございました。賞を取った方もそうでない方も、素晴らしい出来でした。審査していて一番悩むのは、この4人を選ぶことです。いずれにしても3,000名の中からの12名になったということに誇りを持って、自身の志の実現に邁進してほしいなと思います。今の若い方は夢のない方が多いですが、あなたたちの志を聞いて日本もまだまだいけるなと思いました。下村先生や青木さんたちと日本の教育をよくしようと「教育立国推進協議会」というものを運営しています。ぜひ皆さんも日本の教育を変えようということに参加して一緒にやっていっていただきたいなと思います。本当に今日はありがとう。」

閉会式

第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会実行委員長 小出潤

「お伝えしたいメッセージが3つあります。1つ目。ファイナリストの皆さんへのメッセージです。審査がありましたが、本来志は審査するものではありません。12名本当に素晴らしかったです。ファイナリストのプレゼンテーション中、ずっと涙を流していました。プレゼンテーションってプレゼントだよっていうことを研修で大森さんという方から教わりました。皆さんは何を受け取りましたか?僕は彼らから勇気と愛を受け取りました。そして、一人一人にやるべきこと、生まれてきた使命があるんだなということを受け取りました。ファイナリスト12名に改めて、盛大な拍手をお願いします。みんな、やったったでー!!
2つ目のメッセージ。この大会ができることって当たり前ではないんです。今日来てくれた皆さんがいなければできません。この大会をやるにあたり、見えていないところで今日50名のスタッフがいます。皆さんボランティアです。本業を抱えています。家族があり、仕事がある中で少しずつ自分の時間を使ってこの大会を作ってきました。大変ですが、なぜ関わるのでしょうか。それぞれ理由は違うけれども、それぞれ自分の人生の時間を使って関わってくれています。大会を行うにあたってたくさんの協賛金も集まりました。観てくださる方もたくさんきてくれました。ここには見えないですが、命を賭けてといっても過言ではなく、作り上げてくれたスタッフの皆さんに拍手をお願いします。
3つ目のメッセージです。この大会、終わりにしてもいいですかね。この大会を続けていくことってとても大変なんです。でも、彼らのプレゼンテーションを見て、この大会があってよかったなと思いました。なぜなら、彼らの熱い思いを聞けるからです。そしてこれを日本中に発信していく。多くの日本人の先人の皆さんが志を立てて生きるということをしてきてくれました。志って英訳はできないのです。日本人の誇りある生き方を教育界に広げていきたい。一人一人が使命を持って生まれてきたということをベースに教育をしていきたい。日本が元気になって、一人一人が大切にされて、それをみんなで喜んで生きる。「志の国日本」を取り戻したい。生き方を継承していきたい。21世紀後半に向けて、今、人類の生き方の転換機だと思っています。自分も大切にしながら、誰かの命の時間を大切にしていく。そんな生き方を地球人みんなができたらすごい世の中になる。そう信じて、この大会をやってきています。この大会を続けるためには、皆さんの少しずつの協力が必要です。
今大会、大きな変更がありました。動画の応募はハードルが高いので、志を紙に書いて応募するプレエントリーを設けました。その時に応募してくれた皆さんの画像をモザイクアートにしました。みんなの志が詰まっているんです。すごいですよね。ぜひ、皆さんのアイディア、想いでこれからの大会、一緒に作っていきましょう。皆様、ありがとうございました!」

集合写真撮影


「こころざしー!」の掛け声とともに、ファイナリスト、審査員、会場の参加者、スタッフの集合写真をとりました。

エンディング演奏 「KOKOROZASHI」 三木誉恵留氏 × 合唱 × エンドロール

オープニングで演奏をしてくださった三木誉恵留氏による「kOKOROZASHI」の演奏をBGMに会場の皆さんと合唱しました。正面に映し出されたのは、前日フェスからの大会までの様子をまとめたエンドロール。大会の2日間を振り返りながら、ペンライトが会場を彩りました。

▼大会エンドロールはこちら

制作:安居院桃子

アフターパーティー

本大会終了後、同センター内のカフェ「フレンズ」にて、ファイナリスト・ファイナリスト家族・審査員・協賛者・参加者・スタッフを交えたアフターパーティーが行われました。アフターパーティーは、ファイナリストと大会参加者が繋がり合い、これからの活動へのきっかけづくりに活かしてほしいという想いから開催しています。

司会は過去ファイナリストが活躍! 松木美空さん・岡田栞那さん

アフターパーティーの司会を務めたのは、過去大会のファイナリストの松木美空さん・岡田栞那さんです。二人はファイナリストとその応援者が繋がる「志プラットホーム」の運営をしています。

乾杯 下村博文様

ファイナリストの主張

アフターパーティーの目玉プログラム「ファイナリストの主張」では、ファイナリストが参加者に「こんなことを助けてほしい」、「こういう企業とつながりたい!」と志実現のために協力してくれる人たちを募ったり、宣言したりする場です。彼らのリクエストに呼応するように、集まった大人達との会話が弾み、次のアクションへのきっかけづくりとなったのではないでしょうか。

こうして、第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会は無事、閉幕致しました。
本大会に関わってくださった多くの関係者の皆様、そして12名のファイナリストの皆さん、本当にありがとうございました。
この大会をきっかけに、またそれぞれの志を体現するべく、お互いにActionを続けていきましょう!来年秋開催予定の第7回世界青少年「志」プレゼンテーション大会はさらにパワーアップして開催予定です。どうぞよろしくお願い致します。

写真撮影:広武真季、西本竜子

▶大会全編をアーカイブで視聴したい方はこちら

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この記事を書いた人

KOKOROZASHIマガジン編集部