「私が本当にやりたいこと」 第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会 Activity Report Part1
- レポート
- 2023.11.30
2023年11月4日(土)、第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会(主催:一般社団法人志教育プロジェクト)が、国立オリンピック記念青少年総合センター×オンラインのハイブリッドにて無事開催されました。大会本番はどのような様子だったのでしょうか。写真や動画、いくつかのエピソードとともに振り返りたいと思います。
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開会式
テーマソング「KOKOROZASHI」演奏 シンガーソングライター 三木誉恵留氏
第5回大会に引き続きオープニングを彩ったのは、志教育プロジェクトのテーマソング「KOKOROZASHI」。作詞作曲はシンガーソングライターの三木誉恵留(みき・よえる)氏。
何のために生きるのか
何のために生まれてきたのか
私たちがここにいる理由
すべてに源がある
誉恵留さんが志共育を世界に拡げるための応援歌として作った歌「KOKOROZASHI」の歌詞一つ一つが会場に染み渡り、第6回世界青少年「志」プレゼンテーション大会が開幕しました。
司会進行 小幡未穂さん
本大会の司会進行を務めたのは、小幡未穂さん。大会前日から会場入りし、ファイナリストのプレゼンテーションのブラッシュアップにも力を貸してくださいました。
なお、本大会はオンラインでのLIVE配信を行っているため、視聴者は日本国内はもちろん、海外からも。今年は、山形県高畠町、長野県栄村、京都府福知山市、沖縄県沖縄市でサテライト会場を設け、地域の皆さんが集まって大会を応援してくださいました。
開会挨拶 一般社団法人 志教育プロジェクト 共同代表 佐々木喜一
開会の挨拶は、主催団体である一般社団法人 志教育プロジェクト共同代表の佐々木喜一より行いました。
「本日は行楽シーズンのご多用の中、青少年のために会場に足を運んでいただいたことに感謝申し上げます。本日は、全国各地でオンラインで400名を超える方々が参加をしてくださっています。本年、第6回を迎えますが、1次応募では3,320名という過去最多の方々が志を書いて応募してくださいました。この場をお借りして御礼申し上げます。その中から選ばれたファイナリスト12名の皆さんです。九州で志共育に取り組んでいる仲間が、こう言ったのです。「九州から1,000人の志を応募したのに、誰一人ファイナリストに選ばれなかった。」それくらい、審査は厳密に行われました。私たちは、審査を行うことが目的ではなく、素晴らしい青少年たちがこれからの日本や地域、世界で活躍し、社会や未来を幸せにしていく活動をしていく応援をしたいと思っています。私も過去に審査員をしたことがありますが、感動で涙が止まらなかったこともあります。今まで下村博文先生をはじめ、多くの方々にご協力いただいたこと、この大会をつくりあげたスタッフに心より御礼を申し上げたいと思います。ファイナリストの皆さん、頑張ってください!」(要約)
来賓代表挨拶 一般社団法人 志教育プロジェクト 特別顧問 下村博文氏
多くの来賓の皆様を代表し、衆議院議員 元文部科学大臣、一般社団法人志教育プロジェクト特別顧問の下村博文氏にご挨拶いただきました。
「第6回になりました。今回は、なんと3,320名の応募があったと。すごいことですね。本日のファイナリスト12名も、素晴らしいプレゼンテーションをしてくれると思います。今から30年ほど前に亡くなった森信三さんという方がいます。その方が、『ろうそくは火をともしてろうそくたりうる』と言っていました。人はただ生きるだけではなく、志をもって初めて人たりうるのだと解釈しています。皆さん、今自分に問いかけたときにどのような生き方をしていますか?世の中のことに流されてしまっていませんか。私は、小学校3年生の時に志を持ちました。この時に志を立てて本当に良かったと思っています。9歳の時、父が交通事故で亡くなりました。高校大学はあしなが育英会の奨学金で進学。世の中の冷たさも、温かさも知りました。将来は政治家になって恩返しをしたい、それが私の原点です。群馬県の山から出てきて、東京でアルバイトしながら都議会議員になって、衆議院議員になって、日本の教育を変えていきたいと思って文部科学大臣になりました。まだ志半ばです。まだ日本の教育は変わっていません。しかし、逆境ではなくてもこのようなプレゼンテーション大会があって、応募することで、志を考えるきっかけになったという方が何千人もいるということ。この大会が果たすべき役割はとても大きいと思います。会場、オンラインで聞いている皆様、話を聞いて、この国難の厳しい日本において、自分の志を立てながら、自分は何を果たせるかということを考える機会が今日の大会だと思います。素晴らしい大会になり、皆さんにとっても新たな決意をする、そんな大会になるよう願っております。」(要約)
審査員紹介
審査員長 大久保秀夫氏 株式会社フォーバル 代表取締役会長/一般社団法人 公益資本主義推進協議会会長
下村博文氏 元文部科学大臣/衆議院議員
鈴木寛氏 元文部科学副大臣/東京大学・慶應義塾大学教授
佐藤綾子氏 ハリウッド大学院大学教授/一般社団法人パフォーマンス教育協会理事長
青木仁志氏 アチーブメント株式会社代表取締役社⻑
白駒妃登美氏 株式会社ことほぎ代表取締役/福岡大学経済学部非常勤講師
田中れいか氏 一般社団法人たすけあい代表理事/一般社団法人ゆめさぽ代表理事
プレゼンテーション
いよいよ、12名のファイナリストによる5分間のプレゼンテーションのスタートです。
01 馬場麻奈美 Baba Manami
高校3年生/滋賀県/SNSを中心に活動しています/マイノリティに対する問題を抱えている方の多いコミュニティに所属/将来の夢は政治家になることでそのために勉強しています
誰しもが息のしやすい国にするために政治家になって全ての人々の生活水準をあげることに貢献する
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02 山田賢 Yamada Ken
大学2年生/千葉県在住/非進学塾【獅志愛会】代表/日本を誇れる国にすることが私の志であり行動の指針です/若さ故の全能感に任せてフルスロットルで生きています!
日本を、世界とご先祖様に誇れる国にするために、令和の松下村塾を作り立志した人間を輩出する
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03 岩本花渚 Iwamoto Hana
※米国より動画にて発表されました。
大学1年生/神奈川出身/アメリカのリベラルアーツカレッジから参加/経団連を通してUnited World Collegeに日本人代表として派遣/IBディプロマ取得/教育系・国際系インターン/野外活動リーダー/環境活動ボランティア/留学を通して多様な環境の下で生活し、日本の長所や短所に客観的な視点から気づく事ができました/ビジネス専攻で心理学、スペイン語も学習中
美の基準に多様性をもたらし、誰もが自分自身を愛せる社会を創る
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04 浅井直翔 Asai Naoto
2011年4月8日生まれ/小学6年生(12歳)/滋賀県在住/3人兄弟の末っ子。姉と兄から色々な刺激を受け、健やかに成長中。ちゃっかりものの性格です/3歳から水泳を始め、現在、選手コースで週6のレッスンに励んでいます。専門種目は50m自由形と100m自由形/小学2年生の時、自由研究で「滋賀県児童生徒科学研究発表大会」で、最優秀賞を受賞/中学受験に向けて、猛勉強中。将来のために頑張っています。
世界中の人に笑顔や喜びを与えるために、人の役に立つ、みんながあっと驚くワクワクするようなものを作り出せるエンジニアになる
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05 大庭理世 Oba Rise
高校2年生/16歳/青森県/大学進学に向け、日々勉強に励んでいます/軽音楽部、クイズ研究同好会、青少年赤十字団体に所属。多くの仲間と共に高校生活に全力で取り組んでいます/現代社会における絵本離れの解決に向け、自作した絵本の読み聞かせや配布の活動を行っています/今年は、コロナの影響で4年ぶりの通常開催となった「ねぶた祭り」で、跳人に挑戦しました
心豊かに過ごすことができる社会を創るため、物語を通して人々に想像力を届ける
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06 奥村ちひろ Okumura Chihiro
高校2年生/兵庫県在住、幼少時は佐賀県/ガールスカウト経験者/趣味はプログラミング(Python、HTML)/署名活動、議員さんや厚生労働省にインターン経験有り
食の不便を改善する
▼奥村ちひろさんのプレゼンテーション動画を見る
志のプレゼンテーションはまだまだ続きます!
Activity Report Part2 へ続く