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「HOKUSAI志モザイクアートプロジェクト」活動レポート01

「HOKUSAI志モザイクアートプロジェクト」活動レポート01

今や1万人以上が参加する「HOKUSAI志モザイクアートプロジェクト」とはどのような活動なのでしょうか。アイディア発案から実行委員会の立ち上げ、学校や自治体、インフルエンサー等の巻き込みから1万枚達成までの道のりを取材した、活動レポート第1号です。

「HOKUSAI志モザイクアートプロジェクト」の始まり

2018年から毎年10月に開催している「世界青少年『志』プレゼンテーション大会(主催:一般社団法人志教育プロジェクト)」は、今年で第5回を迎えます。

その大会の実行委員たちの願いは、志を発表する若者達のすばらしさをより多くの人たちに知ってもらい、彼らがより多くの応援を得てアクションを続け、志を立てて生きる仲間になっていくことです。今年は1万人の視聴者を集める志のムーブメントを起こす!という目標をたて、その実現のためのアイディアを出し合いました。

今年は3年ぶりにリアルとオンラインのハイブリッド開催が行われる世界青少年「志」プレゼンテーション大会。

2022年6月。その実行委員会の打合せの中で、今年から実行委員になった津田好明さんから「一人一人の志を書いた紙を写真に撮り、ギネス世界記録(34,244枚)を超えるほどたくさんの志を集めて一つの巨大モザイクアートをつくってはどうか?」という提案がなされました。

「それいいね!」とアイディアは次々に膨らみました。

「モザイクアートで描く絵は、世界的にも有名な葛飾北斎のThe Great Waveにしよう」

「私の知り合いの団体でも志写真を集める協力の呼びかけしてみます!」

「11月にフランス・アルザスで開催される『北斎と富士 アルザス展』でも飾ってもらおう」

「世界各国でこれから開催予定の『葛飾北斎展』でも志を集めて、100万人規模の志モザイクアートを完成させよう!」

さらに、広島でのG7サミット(2023)、パリオリンピック(2024)、大阪万博(2025)でも発表の機会をつくろうと考えています。

こうして、の壮大な企画は「HOKUSAI志モザイクアートプロジェクト」と命名され、実行委員会が新たに立ち上がり、志と日本文化のすばらしさ・誇りを世界に伝え、真に平和な世の中をアピールしていく、志教育プロジェクトオールでの取り組みとなりました。

HOKUSAI志モザイクアート実行委員会、発足!

実行委員長を務めるのは本企画の提案者、津田好明さん。副委員長は志教育プロジェクト執行役員の箸本知希さん、担当理事に佐々木喜一副理事長。そして本プロジェクトを世界に拡げていくため、志教育プロジェクトの理事・監事・執行役員に加え、ボランティアのメンバーも次々と実行委員会に加わっていきました。

8月には、キックオフということで、関わるメンバーが日本各地からzoomに集まり、「なぜ実行委員をやろうと思ったのか?」「自分の得意なこと、取り組みたいこと」「私の志」をシェアしながら、組織図をつくっていきました。

参加したどのメンバーも、本当に志を立てて生きることのすばらしさや力強さを実感し、一人一人が自分にできることで貢献しようというワクワクが集まる場となりました。

しかし、実行委員のほとんどが本業を抱えながらのボランティア参加です。時間のやりくりなど難しい一面もありますが、世界平和という大義の元にムーブメントを起こし、世界青少年「志」プレゼンテーション大会を一人でも多くの方に見てもらえるよう、世界記録を超える35,000枚の写真を集める作戦のアイディア出しが行われていきました。

HOKUSAI志モザイクアートプロジェクトのキックオフを行った実行委員会の様子

また、実行委員だけでなく、応援チームとして様々な企業・団体・自治体・インフルエンサー・著名人等が賛同し、協力を始めてくれています。志の写真を2022年9月25日(日)までに集め、10月10日の第5回世界青少年「志」プレゼンテーション大会でギネス世界記録の認定をとれるよう、全力を尽くそう!と意気込んでいます。

志を集める活動、いよいよスタート!

写真を集めるための準備を急ピッチで整え、2022年8月1日から正式にギネス世界記録への挑戦が始まりました。SNSでの告知・拡散という空中戦を行いながら、武庫川女子大学、フェリス女学院大学などの授業や各種イベント、定例会等、リアルの場に集まる人達にも協力を依頼。次々に志写真が送られてきました。

また、活動に賛同してくださる企業・団体をつなぐ「HOKUSAI志モザイクアート共同制作委員会」を発足。本委員会のFacebookグループでは毎晩、数珠繋ぎLIVEを行うという企画もスタート。リーダーを務める執行役員の池端美和さんが、LIVEを通して人と人を繋いでいきます。その場で電話をかけて翌日のLIVE出演を依頼するスタイルには、あるTV番組の懐かしさを覚えます。

FacebookLIVE中に志を書いてもらい、写真を撮り、次の方につなぎます

その一方で、地方に住む実行委員も自分にできることを考え、観光スポットでのゲリラライブを行っています。これまでに沖縄・横浜で実施され、道行く人に声をかけ、主旨を説明、賛同していただける方にはその場で参加していただきました。道行く人々の反応は様々で、すぐに書いて撮影する方もいれば、う~んとじっくり考え、一文字ずつしっかり書いていく方も。

「志って初めて書いた」「頑張ってください!」という生の応援の声は嬉しいものがあります。

沖縄でのゲリラライブの様子

このような空中戦・地上戦を掛け合わせながら、企業・団体・自治体単位で活動に賛同・協力してくださる方たちへのアプローチも広がってきています。京都府亀岡市の共催、成基コミュニティグループ、足立学園、ワールドクラスパートナーズ株式会社等の協力も決まり、SNSインフルエンサーのせら課長、学校、学生団体等、互いの志や活動に共鳴しながら大きなムーブメントになりつつあります。

開始1ヶ月で、1万枚突破!

はじめは1日に2〜3枚程度だった写真の応募数は日に日に増加。団体からの応募には特別な窓口を設け、一括で応募ができるなどの工夫もしています。

8月の末、ついに応募数は1万枚を突破。35,000枚までの道のりはまだ長いですが、一歩一歩、目標に向かって歩みを進めています。私たちにとって、ギネス世界記録をとることはあくまでひとつの通過点。この活動を通して、世界の平和やより良い社会を願う一人ひとりの想いを集めてアートで表現していくこと、そのものにエネルギーと意義があると感じています。

志は、世のため、人のため、未来のために
自分の志の奥底にある崇高な思いを
自他を活かして実現していく決意

第5回世界青少年「志」プレゼンテーション大会の実行委員長である小出潤さんは、「世界で起きている様々な課題は、一人一人が志を立てて生き、つながることで、大半は解決できるのではないか。世界や日本に、志共育を拡げ、世界を平和に、誰もが幸せに生きていく。そんな世界をつくろう」と語ります。

果たして、9月25日までに35,000枚の志写真、そしてそのムーブメントから100万人の志は集まるのでしょうか。
あなたの志写真1枚が、世界平和のGreat Waveの雫の一つになります。
2022年10月10日の第5回世界青少年「志」プレゼンテーション大会での経過発表をお楽しみに。ぜひ会場でその瞬間を目撃ください!

あなたもHOKUSAI志モザイクアートプロジェクトに参加しませんか?

HOKUSAI志モザイクアートへの参加の仕方

▶︎志写真を送る

▶︎ボランティア実行委員として参加する

▶︎企業・団体として協力・協賛する

▶︎第5回世界青少年「志」プレゼンテーション大会の参加チケット(リアルまたはオンライン)を購入する

この記事を書いた人

KOKOROZASHIマガジン編集部